INTEROP TOKYO 2009 基調講演: インターネットの未来像:ポストインターネット
前日に夏野さんとひろゆきが講演すると知ったが、既に事前申込は終了。
まぁ行こ思っとた日にこの講演があったんは運が良かったわ。
とにかく、当日狙いで行ってみる。
すると、国際会議場前に事前申込者の列はあるけど、当日狙いの列がない。
近くにいたスタッフさんに聞いたら、その場所まで案内してくれた。
お忙しいところ、申しわけねぇ~。
30分前にして、すでに結構いる。
(事前申込の人の入場が始まって、これよりもさらに十数倍程度の人はちゃんと申し込んでたんやと知る。
会議場の広さを知らんから、自分は途中で入場制限されんかかなり焦った。)
結局立ち見やけど、そこそこ普通に入れますた。
ただ、椅子には座れんのと自分の携帯では twitter がうまく動かんので実況は断念。
それと、プレス以外の人は写真撮影禁止って言われたので、外の案内を1枚。
しばらくすると、講演開始。
夏野さんとひろゆきの対談ショーのようなセッティングやった。
その緩さを表現するかのような、各テーマごとのスライドが手書き風フォントだた。
冒頭の夏野さんの
「この2人の講演が満杯になるのは、ある意味で日本経済の危機。」
で、掴みはばっちり。さらにそれに付け加えるかのように、
ひろゆきが、ネタで「この中で働いてない人、挙手!」
ほとんど手は挙がらず
「そんな聞き方したら挙げにくいでしょ。」というやり取りはあったものの、
学生とかもどうやらそこまで来てなかったようで、
基本、何かしら働いている人がほとんどらしかった。
しかも、顔ぶれを見てると、若い人ばかりでもかった。
結構いろんな層の人が居て、面白かった。
そしたら、具体的な内容。
インターネットと政治
- オバマ米大統領と故・盧武鉉元韓国大統領の例
- 日本の政治家もインターネットを注目してる
- でも便乗的に利用している
- 実際に自らやってる政治家は極少数、秘書とか事務所任せ
- インターネットのことよくわかってない政治家が多そう
- twitter とか ニコニコ生放送とか、よりリアルタイムで有権者とコミュニケーションをとろうとしてる事例も出てきた
- ライブ感、リアリティ
- 有権者と握手しているつもりだったが、若者にリーチ出来ていなかったが、インターネットでその溝が埋まった
これまでとは違う層に対するアプローチが出来ているという手ごたえ - ソフトバンクの孫さん以外で大企業の社長は原稿読んでるだけの人が多い。自分の言葉で語っていない人が多い。
インターネットとメディア
- 出版業界とテレビ業界の旧態依然としてビジネスモデル
- 夏野氏「ペーパーメディアは終わってる。」 – 絶版書籍の Google による電子化に対する国内の対応
- amazon で10万円にまで跳ね上がった古本 – これ
- わからないものは怖い!から関わらないという姿勢
- リアルタイムの情報を欲しがる人はネットに集まる – 一時は新聞社やテレビ局が多い(ただし、ネット。ここからの2次、3次への伝達が早い)
- テレビ業界は赤字。リアルタイム性を求める人々。生放送は金が余りかからない
- TBS番組改編で生放送。視聴率が激減。最近最高視聴率を獲得したのは水戸黄門の再放送。
- テレビという媒体は一筋縄ではいかない
- テレビのモデルは100万人が面白いと思えるものを作らないといけない
- 松本人志「面白さをマスに向ければ向けるほど、面白さの質が下がっていく」
- ネットは1000人が面白いと思えるものを提供すればよい。そんなコンテンツがたくさんあって、全体で100万人面白いと思えばよい
- 民放連のお歴々にオンデマンドと言っても理解してもらえない
- 「その場で見て欲しいんだ!」という主張
- 9時までに帰宅してドラマを見れる人なんてほとんど居ない。
- 嗜好の多様化してるときに、“おしつけの理論”で来られても
- 米国でyoutube に次ぎに観られている無料動画配信サイト「Hulu」
- 動画は完全無料で映画でもドラマでも何でもある。ただそこにある動画のすべてに広告がついているというだけ
- テレビのコンテンツが悪いわけじゃない
ジェネレーションギャップをどう思う?
- 50代以上だとインターネットを使う人使わない人ではっきり分かれてる
- 20代使ってない人ほとんど皆無
- テレビは世代に関係なくまだまだ見てる人が多い
- 団塊の世代はネットを使ってくれるだろうか
- 夏野氏の母親のインターネット利用はじめとその様子
- 世代に関係なくインターネットも携帯も女性は良く使ってる
- 男性も頑張って
- Windows はネットをするにはまだまだ使いにくい、寄付するお金があるならその分開発に回せ
インターネットで生放送
- 「ニコニコ生放送」とかユーザー生放送が大人気
- ユーザー生放送こそインタラクティブ。コメントがつけば、うp主がリアルタイムで応える、それがむちゃくちゃ楽しい
- 政治家までやってる – 共産党の志位さん。反響に応えて「Cリターンズ!」なんてやった
- ニコニコ動画内で行われた野球生中継でのコメントの飛び交う様子 – かつての広島球場でやじか飛び交う様子を思い出した
- スポーツの中継にもインターネットは合ってる
- 事件を一般ユーザが記者になってライブしに行ってる
- リアリティは生放送じゃないと伝わらない
- 沖縄の宣教師が毒吐いてる生放送
- 30人ほどが面白いと思ってくれればいいので、作り手側も気楽に作れる
- 双方向の放送が出来ている
- テレビ業界にはインターネットを対決姿勢ではなくて、ツールとしてうまく利用して欲しい
日本のプレゼンスを上げよう!
- 夏野氏「日本人は『日本ってダメだから』と言うのが好きな人が多い。特に自分の会社がダメだと喜ぶ会社員って多くないですか?」
- 日本はきわめてITが先進的な国
- ガラパゴスっていうけど、最先端を突っ走ってるだけ。インターネット以外でもプリウスみたいな車作ってるの日本だけだし
- FacebookなどのSNSが米国で流行ってるが、日本人は blog とかで積極的に意見主張するケースが多い
- 日本で面白いものは海外でも結構受ける – 「ふたば☆ちゃんねる」のパクリで2ch をもじった 4chan
- 国内のプロフの例
- 良いコンテンツはたくさんある
- ひろゆき「技術は高いのに世界に出さない。自己満足で終わっている」 – 夏野氏「それってひろゆきじゃないか?」
- 夏野氏「インターネットの発展は発祥地である米国から始まり、日本はその次と言われるが、決してそんなことはない。自動車輸出以上に潜在的能力を秘めている分野なので、私たちアホ2人の話ばかり聞かずに、自分たちが日本から生み出すという気概で頑張ってほしい。」
- 夏野氏「金曜の15時になるとオフィスから人が消える国に負けてたまるか!」
講演聴いての所感。
日本には”潜在”的に良いコンテンツはあるんやろうけど、
・それを生かすビジネスモデルが国内に乏しい
・国際標準化で遅れをとってる
・日本人はグローバル対応が苦手
っていうのが、コンテンツを”潜在”にさせてしまってる気がする。
1点目は今回の講演でも語られてた内容。
2点目はWBSで特集も組まれとったけど、インターネットとかに限らず、日本のお家芸的な高速鉄道や工業製品分野でもかなりまずいらしい。
今、必死になって活動を活発化させてるけど、政府だけでなく、
中小企業も積極的にやることで、ビジネスチャンスが広がる可能性があるっていう感じやった。
3点目。
自分も含めてやと思うけど、日本人は相当に日本語が大好き。
あと、自己満足的な感じで終わるのが多い。(これは講演でも言ってた)
それが悪いとは思わんけど。
海外のサービスやソフトが日本で普及も考えて展開しようとすると、日本語化をしないと行けない。
この反対がまさにある気がする。
日本で始まったサービスとかはなかなかglobal対応が行き届いてない気がする。
パクられて、向こうの方が大きい顔してることが結構あるんちゃうかな。
domestic で閉じられてる本家の方は share の観点で負けてしまっている、
ここで次の一手として収益の上がるサービスが展開されてももう後の祭りみたいな。
最初から国際対応の必要は無いやろうけどタイミングを見て、すぐに投入していけるように、
universal な仕組みは結構整ってきてるし、積極的にこういう仕組みを利用する必要がある気がすんなぁ。

